仕事が終わって大急ぎでお迎えに行き、家に着いたら夕食作り。
疲れのピークが来ている時間帯でもあるので、夕食作りが大きな負担になっている方も多いのではないでしょうか。
2020年に実施された「夕食の調理」に関するアンケートによると、90%以上の主婦が夕食の悩みをかかえています。
悩みの中でもダントツの1位が献立を考えること。
帰宅後に手間ひまをかけて夕食を準備するのは大きな負担ですよね。
私自身も、第一子出産後の職場復帰から5年間、日々試行錯誤を繰り返しています。
今現在、わが家では6時15分頃に家について、6時半には食べ始めています。
悩まずに15分くらいで夕食の準備を済ませています。
この記事では、悩まずに短時間で夕食準備をするコツをお伝えしたいと思います。
まず、少しでも精神的な負担が減るように意識の部分についてお話したあと、以下のコツをお伝えします。
- 子どもがすぐに食べられるものを準備しておく
- 週末に作り置きをする
- 焼くだけの状態のものを仕込む
- 定型の調理方法を決めておく
- 定番のレトルト食品を決めておく
- 食材キットを利用する
皆さんの夕食作りの負担が少しでも減ったらうれしいです。
まず、頑張りすぎないことを意識する
かつては女中さんの仕事だった家事。戦後、その家事を担ったのが専業主婦でした。
平成27年国勢調査(総務省統計局)によると、60%以上の家庭が共働きです。半数以上の家庭が共働きになっている今、以前と同じように家事をこなすのは難しいですよね。
料理研究家の土井善晴先生も一汁一菜で良いという提案をされています。家庭料理の第一人者である土井先生からの提案、肩の荷が下ります。
一汁一菜は、ごはんを中心とした汁と菜(おかず)。その原点を「ごはん、味噌汁、漬物」とする食事の型です。
引用:土井善晴 一汁一菜でよいという提案
日本では夕食が重視されますが、世界の夕食は意外と質素です。
例えば、ドイツではカルトエッセン(冷たいご飯)という夕食があります。夜は料理をせずに、お昼ご飯の残り物や、チーズやハムで済ませます。
気張らずに、頑張りすぎないスタンスで行きたいですね。
短時間で夕食準備のコツ
それでは悩まずに短時間で夕食準備をするコツを6つお伝えしていきますね。
子どもがすぐに食べられるものを準備しておく
帰宅後の時間帯、疲れているのは子どもも同じです。また空腹で不機嫌になることも。
まずは手軽に食べられるものを出して、空腹を満たしてあげています。
わが家の子どもたちのお気に入りは、チーズ、ちくわ、バナナ、のり。
食べている間に一気に準備します。
週末に作り置きをする
週末に作り置きを準備しておくと、平日の夕食準備がぐっと楽になります。
毎週日曜日の午後に翌週分の作り置きのおかずをある程度作っています。
- 最後まで作り終えている物
- 下味までつけて、焼くだけの状態のもの
- 下ごしらえのみのもの
翌週の予定に合わせて、この3種類の量を調整しています。
[chat face=”woman1″ name=”” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]作り置きの賞味期限はどれくらい?[/chat]
[chat face=”EM.png” name=”” align=”right” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]時期や調理法にもよりますが、長くて5日ほど冷蔵保存できるおかずもあります。[/chat]
わが家の場合、作り置きのおかずは水曜日くらいまでに食べきります。
一番疲れが溜まっている木曜日は冷凍食品やレトルト食品を使用し、金曜日は頑張って残った食材を使って料理することが多いです。
焼くだけの状態のものを仕込む
週末の作り置きの際に、お肉やお魚を下味に漬け込んでおきます。帰宅後すぐに焼くだけで主菜が完成するので時短の味方になります。
わが家の定番調味料は塩麹や醤油麹。食材を漬け込み、帰宅後に焼くだけです。
(写真左から塩麹、醤油麹、塩レモン)
頻繁に使うのでわが家では自家製ですが、市販品の塩麹も沢山ありますよ。
麹菌に含まれる酵素のおかげで、お肉がやわらかくなります。酵素がたんぱく質を分解する際に出るアミノ酸で旨味も増えるので、他の調味料も不要。さらに、塩分濃度が高いので保存性も高い。
少ない手間で美味しくなり、保存も利く。
まさにワーママにうってつけの調味料です。
定型の調理方法を決めておく
帰宅後、一つの料理に何工程も手をかけるのは難しいですよね。
献立や調理方法の定型をある程度決めておくと考える必要がなくなり、楽になります。
- 主菜:作り置き、焼くだけのもの
- 副菜:切るだけの野菜(トマト、きゅうり)、冷奴、小分けのめかぶ・もずくなど
- 汁物:余裕があるときだけ作る
私は上記のようにある程度調理法を決めています。一汁三菜は意識せずに、出来る範囲で準備しています。
定番のレトルト食品を決めておく
大変な時は手作りにこだわる必要はありません。レトルト食品や冷凍食品をするとぐっと楽になりますよね。
スーパーにはたくさんのレトルト食品や冷凍食品があるのでついつい目移りしてしまいますが、平日の夕食に使うレトルト食品や冷凍食品は定番を決めておくと良いです。
- パッケージの裏を確認しなくても作り方がわかる
- 味がわかっているためアレンジしやすい
- 買い物の際も悩まなくて済む
わが家の場合、息子が卵アレルギーのため、食べられるレトルト食品や冷凍食品が限られています。
買い物の際にひとつひとつアレルギー表示や原材料を確認するのはなかなか大変。
買い物の手間を減らすために定番のレトルト食品を決めましたが、作り方や味もわかっているため、結果的に夕食準備の手間も省けました。
定番を決めておくと、買い物の際も夕食準備の際も楽ですよ。
食材キットを利用する
今は様々な食材宅配サービスがあります。忙しいときは、食材を宅配という選択肢もアリ!
冒頭でもお伝えしましたが、夕食を作る際の一番の悩みは献立を考えることです。レシピがすでに決まっている食材キットを取り寄せて、その悩みをなくすというのも一つの手です。
マンネリ化しがちな日々の食事作り。普段の手料理とひと味違うごはんが楽しめるのもいいですよね。
まとめ: 気持ちは楽に、小さい工夫を積み上げよう
今回は悩まずに短時間で夕食準備をするコツをお伝えしました。
まだまだ試行錯誤中ではありますが、何か少しでも家事負担を減らすヒントになれば嬉しい!
- 子どもがすぐに食べられるものを準備しておく
- 週末に作り置きをする
- 焼くだけの状態のものを仕込む
- 定型の調理方法を決めておく
- 定番のレトルト食品を決めておく
- 食材キットを利用する
昔から続くよき母のイメージ。働くママが増えている今、そのイメージのまま主婦業をこなすのは難しいです。
一汁三菜や美しさにこだわる必要は無いので、気張らずに楽しい気持ちで食卓を囲めるといいですね。
出典:
2020年 ソフトブレーン・フィールド株式会社「夕食の調理」に関するアンケート報告
平成27年国勢調査(総務省統計局)
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