子どもに習い事をさせてあげたいけど、共働きだから時間的に難しい
様々な経験ができる習い事。子どもが小さいうちから、習い事をさせてあげたいと思うパパ・ママは多いですよね。
しかし、時間に制約がある共働き家庭にとって、毎回の送迎や日々の練習のサポートに不安に感じるもの。
でも大丈夫です。共働きでも無理なく習い事ができます!
わが家は夫婦ともにフルタイム勤務。
小2の娘はバレエと水泳、年少の息子は水泳を習っています。
この記事では、共働き家庭が不安に思う習い事の悩みをお伝えしたあとに、
- 共働き家庭が特に重視すべき、教室の選び方の5つのポイント
- 送迎の工夫4選
- 無理なく継続するコツ
をご紹介します。
今まさに、子どもの習い事を検討しているパパ・ママに、ぜひ読んでいただきたい内容です。
親が共働きだと習い事はできない?よくある悩みや問題
時間の制約が多い共働き家庭が、子どもに習い事をさせるうえで不安に感じるのは、時間のやりくりに関わることです。
1. 送迎が間に合わない
まず、一番の悩みは送迎です。
習い事のレッスンは平日の放課後に行う場合が多いため、その時間帯に親が送り迎えしなければいけません。
平日に働いている共働き家庭の場合、勤務時間と送迎の時間が重なってしまう場合があります。
子ども自身が1人で通えない場合、勤務時間の調整ができなかったり、送迎の代替手段がなかったりすると、習い事を断念してしまいます。
2. 毎日の練習に付き合えない
習い事の上達には、毎日の練習が必要です。
子どもが小さいうちは、親がつきっきりで練習をサポートする必要があります。
時間に追われる共働き家庭では、毎日の練習時間を確保することは大変です。
うちでも一緒にバレエのストレッチをしていますが、時間が確保できない日もあります。
- 自分の時間を削って、一緒に練習する時間を確保
- やる気が出ない子どもにイライラ
- 怒りながら練習をさせてしまい、子どもがイヤになる
- 好きで始めた習い事が嫌いになってしまう
時間に余裕がないと、せっかく好きで始めた習い事がイヤになってやめてしまう場合もあります。
3. 発表会や大会のサポートが大変
発表会や大会がある習い事の場合、親の負担が増えます。
- レッスンの回数が増えるため、送り迎えの回数が増える
- 練習量が増えるため、練習のサポート量が増える
- 衣装の準備や当日の受付など、裏方の仕事が増える
子どもの大舞台を応援したい一方、日々の仕事・家事・育児で精一杯の共働き家庭にとっては大きな負担となります。
教室選びの時点で通いやすさをよく確認しよう
時間のやりくりが必要な共働き家庭は、教室選びの時点で通いやすさを重点的に検討することが大切です。
特にチェックするべきポイントは5つです。
習い事の通いやすさに関するチェックポイント
1. 自宅からの距離やアクセスの良さ
2. 教室独自の送迎サービスの有無
3. 振替レッスンの有無
4. 発表会や大会で親が負担する運営業務の量
5. 予算的に継続可能な範囲か
1. 自宅からの距離やアクセスの良さ
自宅からの距離やアクセスの良さは、通いやすさに大きく影響します。近所の教室や、交通の便が良いと、送迎にかかる負担が大きく減ります。
未就学児の時や小学校低学年の時は親が送迎したとしても、小学生の高学年になれば自分で通う場合も多いです。
子どもが大きくなった時に、子どもだけで通えるかを想定しながら検討すると良いですよ。
2. 教室独自の送迎サービスの有無
教室が提供する送迎があるかを確認しましょう。基本的に親が送迎する場合でも、いざというときの代替手段があると心強いです。
個人で運営している教室の場合、先生自身が送迎に対応してくれる場合があります。また、大手だと送迎バスがあるスクールもあります。
3. 振替レッスンの有無
子どもが小さいうちは急に熱を出すもの。また、土日に家族で遠出する場合もあります。
欠席した場合に、レッスンを振り替えられるかどうかは重要なポイントです。
振り替えができない場合、1回分のレッスン料が無駄になってしまいます。
わが家の場合、以前娘が通っていた英会話は振り替えができなかったため、何度もレッスンを無駄にしてしまいました。
振り替えができる教室だと、欠席の場合でもレッスン料を無駄にしなくて済みます。
なお、振替レッスンを受けるための条件が決まっている教室もあります。
- 振り替えできる条件(体調不良は可、自己都合は不可など)
- 振り替え時のレッスン日時
これらのポイントも一緒に確認しましょう。
4. 発表会や大会で親が負担する運営業務の量
発表会や大会では、親が裏方のサポートする場面が多々あります。
例えば…
バレエの場合、発表会の衣装作りや当日の受付を親が行う場合が多いです。
サッカーなどのスポーツの場合、差し入れ当番、合宿のサポート、地域行事への参加などが必要な場合もあります。
親のサポートが必要な場面はどれくらいあるか、見学や問い合わせの際に必ず確認しましょう。
5. 予算的に継続可能な範囲か
共働き家庭の場合、2馬力の家計状況で習い事の予算を考えることが多いです。
しかし、今後の家計状況の変化も想定しておくことが必要です。
- 妊娠・出産で収入が減る
- フルタイムからパートタイムに切り替える
ライフイベントにより収入が減ることもあります。
せっかく子どもが一生懸命取り組んでいる習い事を、お金の理由で断念するのは親としても心苦しいもの。
習い事は長期間にわたり継続する場合も多いです。
家計状況が変化しても継続可能な範囲で行うことが大切です。
なお、習い事にかかる費用は月謝だけでなく、以下のような費用もかかります。
月謝以外の費用
入会金、教材費、練習用具代、発表会費、検定料、遠征費、保険加入費 など
例えば、わが家の娘の習い事の場合、月謝以外の費用は以下の通りです。
- 水泳
- 入会金 5,000円、水着等の道具代 約10,000円
- バレエ
- 入会金 10,000円、発表会費 130,000円(2年に1回)
- 英会話教室(以前習っていた教室)
- 入会金 11,000円
月謝にかかる費用面は、見学や問い合わせの際に確認すると良いですね。
お金のことは聞きづらいなぁ
習い事の先生は、費用の質問に慣れていますので、臆せず確認しましょう。
娘のバレエを検討している時、発表会費について必ず聞きました。
どの教室も、嫌な顔せず丁寧に答えてくれましたよ。
送り迎えはどうする?共働き家庭の送迎の工夫4選
共働き家庭が子どもに習い事をさせるうえでの一番の不安は、毎回の送迎ではないでしょうか。
共働き家庭でも、習い事の送迎が可能な方法をご紹介します。
1. レッスン日時に合わせて仕事時間を調整
まずはレッスンのスケジュールに合わせて、仕事の時間を調整する方法があげられます。
- フレックス制や時間休暇が可能な場合には、レッスンに合わせて勤務時間を変更する
- シフト制の仕事の場合、毎週レッスン日は休みにしてもらうよう相談する
もしこのような、勤務時間の調整ができる場合には、積極的に利用すると良いですね。
2. 土日にまとめる
平日に送迎ができない場合は、土日のレッスンを検討しましょう。
土日のレッスンは、仕事の時間を気にしなくていいので、時間に余裕をもって通わせることができます。
うちでも娘の習い事を土曜日にまとめています。
ただし、土日に習い事をまとめる場合、以下のデメリットがあります。
- 週末に家族で遠出ができない
- 定員が埋まっていて通えない・キャンセル待ちになる
- 1クラスあたりの人数が多く、指導量が少なくなる
- 子どもが疲れてしまう
週末に習い事がある場合、遠出や泊りがけで出かけることが難しくなります。
また、欠席すると1回分のレッスン料が無駄になってしまいもったいないです。
レッスンを無駄にしないためにも、振り替えが可能な教室を選ぶことが大切です。
土日のクラスは人気のため、定員がすでに埋まっていて通えないことや、1クラスあたりの人数が多く、指導量が少なくなってしまうことも。
検討段階で、定員の埋まり具合や、1クラスの人数を確認しておくと良いですよ。
また、土日にいくつも習い事をさせると、子どもが疲れてしまいます。
子どもの体力に応じて無理のない範囲で行いましょうね。
3. 親以外が送迎する
どうしても親が送迎できない場合、親以外に頼む方法もあります。
- 祖父母やママ友など、他人に協力してもらう
- 送迎付きの習い事を選ぶ
- 大きくなったら子ども自身で通わせる
近所に祖父母がいる場合には、送迎の協力をお願いしてみましょう。また、同じ習い事に通うママ友にお願いする方法もあります。
なお、習い事を選ぶ時点で送迎付きの習い事や近所の教室を選んでおけば、子ども自身で通うという方法も可能です。検討段階で確認しておきましょう。
4. 家で習うという選択肢も
どうしても送迎が難しい場合、家で習うという選択肢もあります。
通信教材やオンラインレッスン等、現在は家で学ぶ方法が沢山あります。
うちは英会話教室をやめてしまいましたが、引き続き家で学ぶ予定です。現在オンラインレッスンを検討中!
継続するために上手く付き合うコツ
習い事の上達には、継続して習うことと毎日の練習が大切です。上手く付き合って長く継続する方法をお伝えします。
1. 家事の時短で宿題や練習時間を確保
家事の時短を心がけて、毎日の練習時間を確保しましょう。
- 食洗機・洗濯乾燥機・ロボット掃除機などの時短家電を利用する
- 食材宅配サービスや作りおきを利用する
- 収納を見直して片付ける手間を減らす
家事の時短を心がけると、少しずつ時間の余裕ができます。
15分でも時間ができれば、
- ピアノの指使いを確認する
- 英語を一緒に練習する
- バレエのストレッチを一緒にやる
このように、毎日の練習を一緒にすることができます。
習い事の上達には、毎日の練習が欠かせません。
家事の時短を心がけて、一緒に練習する時間を確保してくださいね。
夕食の時短については、15分で夕食準備!フルタイムワーママの夕食準備のコツ6選の記事も参考にしてみてください。
2. 本人の気持ちを尊重・無理はしない
子どもが習い事をするうえで、一番大切なことは子供本人の気持ちです。義務である学校の勉強とは違い、習い事は自分の興味に沿って行うものだからです。
親が無理強いしたり、イライラしたりだと、子どものやる気を奪ってしまうかもしれません。
本人の気持ちを尊重し、無理せず行いましょう。
まとめ:共働き家庭でも無理せず習い事を楽しもう!
共働きでも無理なく子どもに習い事をさせてあげる方法をお伝えしました。
時間がない共働き家庭にとって、送迎や毎日の練習のサポート等、時間面での不安面が大きいです。
習い事を無理なく継続させるためには、最初の教室選びの時点で通いやすさを確認することが大切です。
- 自宅からの距離やアクセスの良さ
- 教室独自の送迎サービスの有無
- 振替レッスンの有無
- 発表会や大会で親が負担する運営業務の量
- 予算的に継続可能な範囲か
また、負担を感じやすい毎回の送迎は、以下の工夫で乗り切りましょう。
- レッスン日時に合わせて仕事時間を調整
- 土日にまとめる
- 親以外が送迎する
- 家で習える通信教材やオンラインレッスンを利用
習い事は継続して習えば習うほど、技術の向上や心の成長につながります。継続のコツを心がけて、上手に習い事と付き合いましょう。
- 家事の時短で宿題や練習時間を確保
- 本人の気持ちを尊重・無理はしない
かけがえのない子どものために、色々とやらせてあげたいと思うのは親だれしもが思うこと。
他の子どもの習い事の話を聞くと、つい焦ってしまう気持ちもありますよね。
しかし、習い事は自分の興味に沿って行うものです。子どもや各家庭のペースを大切にして、無理せず楽しみましょうね。
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